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プロフィール

HN:
眞譽
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1965/06/28
自己紹介:
香椎の会のブログです。
講義の感想や日々思ったことを綴っていこうと思います。

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年頭のことば

ご恩というものを思わない。だから、自分でやったという思いしかない。
(細川 巌『正信偈讃仰』)

細川先生の言葉を年頭に頂き今年も一年、聞法生活を継続一貫続けたいと思います。

光華女学園HPより

http://gakuen.koka.ac.jp/words/h24_06.html

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孤独

孤独ということも、孤独ということは「状況」の問題ではないんです。人間の意識構造が持っている「存在」の問題なんです。取ろうと思ったって取れるもんじゃないんです。意識構造そのものが、孤独を抱えておるんですよ。「独り生まれ、独り死す」ということを自覚しているんです。だから孤独というものは人によってあったりなかったりするもんでないんです。孤独感はあったりなかったりするんですよ、孤独感はね。だけど人間が孤独であるということは「存在」が抱えている、「存在」の問題なんです。空しいということもそうです。真実なるもの、確かだと言えるような生き方をしたい。どうしてそんなことを思うかというと、このまま死ぬのは空しい。生きたと言えるような人生でありたい。こういうことも人間の意識構造が持っている「存在」の問題ですね。

「迷いに還る」佐野明弘師・・・・35頁・・・より抜粋

私達は本質的な「孤独」を潜在的に自覚していて、それをごまかそうごまかそうともがいている日暮らしの中にいるんですね。(眞譽)

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佐野明弘先生の言葉

「『虹色の魚』という絵本があります。
虹色の鱗を持ったすごくきれいな魚がいました。その魚は、自分が輝いていることがすごく嬉しくて自慢でありました。みんなが褒めてくれるわけです。褒めてもらえると嬉しいんです。
ある日、小さい魚が「私にもその鱗をつけさせてください」と頼みます。すると、「お前、何様だと思ってるんだ。お前みたいな者が、そんなのダメだ」と言って貸してあげないんです。そうすると、周りの魚たちが「あいつ、きれいな鱗をしてるのに、あんなにいばるんなら付き合うのをやめておこう」と、だんだん離れていってしまうわけです。そうすると誰も褒めてくれなくなってくる。すると、自分が輝いているのが無意味に思えてくるんですね。自分が頑張っているのを誰も褒めてくれないと頑張るのが馬鹿げてきます。みなさん、どうですか?
それで、海の底のタコのおばあちゃんに相談すると、「分けてあげなさい」と言われるんです。それで、一度分けてあげることにしたんですね、小さい魚にね。そうしたらその魚がね、ひとかけらの虹色の鱗をつけて、とても嬉しそうに泳ぐんですよ。「わぁ、きれい!」って言いながらね。それを見て、そのことが嬉しく思えたんです。他の魚が喜んでいるのを見て嬉しく思える自分がまた嬉しかったのです。共感ですね。
そうしたら他の魚にも配りたくなって、みんな配ってしまったんです。そしたら、自分のきれいな鱗をみんながつけて喜んで、鱗をつけた魚でいっぱいになった。そこにきれいな世界が展開しました。虹色の魚の虹色の鱗は残り一つしかなくなってしまい、皆と一緒になってしまいました。だけど虹色の魚は、みんなが喜んで輝いている世界を見て嬉しかったんですね。
自分が輝くことよりも、輝きの中に自分が共にいるということの方が人間は嬉しいのです。自分が輝くことを求めるよりも、輝きの中に自らを見出す、そういうことがあるんですね。私が光るというのではなくて、光の中に、共なる世界の中に、自分が見えてきたんです。
特別な者になったり、特別な心境になったりすることが救いなのではなくて、それぞれが、それぞれの人生、それぞれの苦悩を抱え、そして皆いのち終わってゆく、その中に大切なものが見えてくる、そういうことが大事なのです。」


眞譽:難しいことをわかりやすく語られておられると思います。私は今「自から他への転換」というテーマで色々と見聞きしておりましたが、佐野先生は別の視点から示唆をあたえてくださいました。有難いです。

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香椎仏教講座通信309号 巻頭言


念佛の世界は
煩悩を抱えて
泣いたものが、
煩悩を叩いて
喜ぶ世界である。


         住岡夜晃師

この言葉に仏教の本質が顕されていると思います。

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